コンセプト

~すべての人が快適に暮らす・学ぶ・生きる を現実に~
支援技術の開発と技術者育成に向けて

Japan AT フォーラムの前身である「福祉情報教育ネットワーク」は、障がい者・高齢者のQOLを高めるための支援機器開発を目指す、高専の教員と福祉関連職員をつなぐ研究ネットワークでした。これまで熊本高専を拠点に様々な活動を展開し、2010年から毎年開催されている「福祉情報教育フォーラム」は、全国の高専の教員と福祉関連職員が集う研究交流の場として、重要な役割を果たしてきました。

一方、三機関連携プロジェクトAT部門は、長岡技科大・豊橋技科大・全国51高専の連携プロジェクトで、①支援機器の共同開発と社会実装②スーパー技術者の育成の2つを達成目標に掲げて活動をしています。

「福祉情報教育ネットワーク」は、シーズとニーズの交流やマッチングに活動の力点が、三機関連携プロジェクトは、シーズの掘り下げと、技術者の育成に、力点が置かれていことから、両組織の共催でフォーラムを開催し、日本における福祉現場の技術的課題をクリアする突破口となるような研究交流の場とすることを目的としています。

本フォーラムは、教員(研究者)と福祉現場の職員、そして学生を参加対象とし、AT関係者が一堂に会する場と位置づけ、日本におけるAT研究の中心となるよう、フォーラムの名称を『JAPAN ATフォーラム』としました。

日本における少子高齢化は、介護人口の急増と介助者の不足が同時進行する深刻な事態となっています。また、障がい者をとりまく現場では、一人一人の力を引き出す学習支援機器の開発や、インクルーシブ等の思想の広がりを背景に、すべての人が違いをこえて、共に生きる社会への模索が続いています。

今回のフォーラムは、こうした生活上何らかの支援を必要とする人々が、『快適に暮らす・学ぶ・生きる』を実現するための支援機器開発と次世代を担う技術者の育成を目指す、研究交流会です。

Japan ATフォーラム事務局

〒861-1102
熊本県合志市須屋2659-2

熊本高等専門学校
研究推進係(担当・木村)

TEL.096-242-6187

FAX.096-242-5501