英ノッティンガムトレント大学より研究者が訪問し共同研究を進めました -Collaboration Advanced with Visiting Researcher from Nottingham Trent University, UK-

5月18日から21日まで,英ノッティンガムトレント大学のMachado, Pedro博士とIhianle, Isibo博士が,本究室へ訪問し,共同研究を進めました.共同研究は本研究室で行われている「脳型情報処理回路(SAM Spiking Neural Network)によるロボットハンド制御の研究」であり,AIデバイスを用いた知的筋電義手へと繋がるものです.2名の研究者は研究だけでなく,本研究室学生との交流を行い,また,本科5年生,専攻科生へ,イギリスやナイジェリアでの実践プロジェクトについての講演も行って頂きました.学生たちは各々に感銘を受け,改めて本校で学んでいるエンジニアリングが世界と繋がっていることを再認識することができました.

大変貴重な経験をすることができました.関係の皆様に深く感謝申し上げます.※本共同研究は,日英大和基金の助成を受けたものです.

From May 18 to 21, Dr. Pedro Machado and Dr. Isibo Ihianle from Nottingham Trent University in the UK visited this laboratory to advance collaborative research. The joint research focuses on robot hand control using a brain-inspired information processing circuit (SAM Spiking Neural Network), which is expected to contribute to the development of intelligent myoelectric prosthetic hands using AI devices. During their visit, the two researchers not only engaged in collaborative research but also interacted with students in the lab. They also delivered lectures to fifth-year undergraduate and advanced course students, introducing practical projects conducted in the UK and Nigeria. The students were deeply inspired by the exchange and gained a renewed awareness of how the engineering they are studying is connected to the wider world.

The present joint research was supported by the Daiwa Anglo-Japanese Foundation. We would like to express our sincere gratitude.

英ノッティンガムトレント大学で共同研究を行いました ーWe collaborated with a research group of NTU(Nottingham Trent University) ー

2024年10月28日から11月1日に,イギリスのノッティンガムトレント大学に訪問し,M.Pedro博士らの研究グループと共同研究を行いました.本研究室の学生2名(5年生)も同行し,研究に携わりました.研究は,環境適用型学習可能AI半導体回路開発研究のうち,スパイキングニューラルネットによるリザバーコンピューティングの適用可能性の検証です.

Pedro博士らの研究グループのメンバーとともに,様々な関連知識に関するゼミに参加し,NESTと呼ばれるスパイキングニューロンモデルのシミュレータを用いpython言語により記述し,本研究を行います.荒木君,木村君は,本研究室で行っている課題とともに,Pedro博士らの提示した課題に対して本研究期間内に取り組み,ラボのメンバーに英語で説明するとともに,議論を深めることができました.最終日には,関係メンバーや Faculty の先生方に,ディナーに招待していただきました.

大変貴重な経験をすることができました.関係の皆様に深く感謝申し上げます.

※本共同研究は,日英大和基金の助成を受けたものです.

ノミンさんが電子情報通信学会総合大会(広島)GlobalNet Workshop で発表しました.- Mis Nomin presented her work PVA at IEICE Conference GlobalNet Workshop –

2024年3月4日(月) 広島で行われた電子情報学会総合大会のGlobalNet Workshopで,ノミンさん(モンゴルからの留学生)が卒業研究で開発したPVA(Personal Voice Assistant) をポスター発表しました.約6名の参加者からの質問を受け,有意義な議論をすることができました.主に中国,韓国,欧米,日本の方からの質問であり,日本人に対しては日本語で,その他の国の人に対しては英語で対応しました.他の発表についても勉強することができ,研究室としても非常に有益な情報を得ることができました.

進路決定祝い & 短期留学生歓迎会をしました – We had a welcome event of foreign students –

研究室のメンバーで,進路決定お祝い&短期留学生歓迎会をしました.近くにある合志マンガミュージアムでマンガ本を堪能しました.また,ゆめタウン光の森(ショッピングモール)のアミューズメントプレイスで交流をしました.とても良い時間が過ごすことができました.

We took place welcome & celebration event for our member. We went to Koshi Manga Museum and enjoyed Manga culture. Moreover we went to shopping mole ‘YouMe town’, and play around. It was very good time for us indeed.

UKCI2023(Aston大,英バーミンガム)で発表しました – We presented at UKCI2023 in Aston uni, Birmingham, UK

2023年9月6-8日に行われた,イギリス,バーミンガムAston大学でのUKCI2023(The 22nd UK Workshop on Computational Intelligence)にて,研究発表を行いました.タイトルと著者は,”An Evaluation of Handwriting Digit Recognition using Multilayer SAM Spiking Neural Network“, (Minoru Motoki, Heitaro Hirooka, Youta Murakami, Ryuji Waseda and Terumitsu Nishimuta) です.SAM-SNNの評価をMNISTでおこない,state-of-the-artとまではいきませんが,SNNの他手法に comparable な結果となったことを報告しました.また,分析により,結合荷重と閾値のパラメータ空間における誤差曲面は滑らかではなく,かなり粗いことを明らかにしました.

近隣研究室とゼミを行いました - We had a joint research meeting with a neighbor laboratory

7月7日(金)に,近隣の新谷研究室と合同でゼミを行いました.卒研のこれまでの進捗を発表し合いました.ここまでの段階では各種関連研究の調査や学習が主な内容です.少しずつ発表し,質疑応答,議論していくことで,普段から発表していくのに慣れていきます.今回は,計5名の学生による発表でした.後日,残りの学生のゼミを行いました.

第4回ニューロモルフィックAIハードウエア国際シンポジウムで発表しました

2022年12月13-14日に北九州市で開催された第4回ニューロモルフィックAIハードウエア国際シンポジウムで発表しました.タイトルは “Actor-Critic Reinforcement Learning Using On-Chip Trainable Multilayer SAM Spiking Neural Network” です.「オンチップ自律学習」に向けてオンチップ学習可能なSAM neural networkを強化学習に適用して,初めて学習に成功した内容の発表です.数名の研究者と有意義なディスカッションができました.また鋭意研究・開発を重ねていきたいと思います.

 

電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会で発表しました.- We presented a research result at NC workshop of IEICE –

2022年3月初旬に開催われた電子情報通信学会のNC(ニューロコンピューティング)研究会においてオンラインで発表しました.タイトルは「SAMスパイキングニューロンモデルの頻度コーディングにおける基本特性」で,SAMニューロンモデルが頻度コーディング(発火率コーディング)と親和性が高く,これを用いることでパーセプロトンやシグモイド型ニューロンと同様な性質が得られるため,分類問題に利用可能であること.また,基本的なXORタスクに対し,シグモイド型ニューロンモデルを用いて表現した場合と同様な表現が,2-2-1の層型のSAMニューラルネット(シグモイド型のニューラルネットと同数のニューロン)で表現可能であることを示しました.

近隣研究室との合同ゼミを行いました.We took place a seminar with a neighbour laboratory.

9月22日に,近隣研究室との合同ゼミを遠隔で行いました.本研究室の学生2名,他研究室の学生3名が研究の進捗について報告し,質疑応答にも的確にスムーズに答えていました.卒研中間発表が10月に行われますので,このような会でどんどんアウトプットの機会を増やして慣れていきたいと思います.

We took place a seminar with a neighbour laboratory. Two of our students and 3 of theirs were presented their research progress, and discuss their research in detail. The students were expected better presentation in the middle report in October.

国際会議ICIAE2021で発表しました

3月28日に,北九州国際会議場で開かれた会議ICIAE2021で発表しました.有益なコメントを頂いたと同時に,若手研究者のご活躍やアクティビティを感じることができました.

  • An FPGA Implementation of OnChip Trainable Multilayer SAM Spiking Neural Network, Minoru Motoki, Terumitsu Nishimuta, Ryuji Waseda, The 9th IIAE International Conference on Industrial Application Engineering 2020, pp.144-148  (2021).