【科 目】 電子回路学 【対 象】 情報通信工学科3年 【開講方式】 必修 2単位 【担当教官】 大田一郎 【使用教科書】 押山,保常,他「改訂電子回路」コロナ社 【参考書】 【概要】 電子回路学は3年次~4年次を通して電子回路の基本的動作と解析に関することを修得 する.3年次では,電子回路の基礎となるトランジスタとFETの動作を中心に理解し, これらを用いた増幅器を等価回路に直し,動作量を解析的に求める技法を修得する. 【前期講義内容】 1.電子回路の基礎 トランジスタの動作と静特性,定格,増幅動作の図式解法 バイアス回路 2.トランジスタの小信号等価回路,高周波特性,高周波等価回路 FETの動作と静特性,小信号等価回路,集積回路 【後期講義内容】 3.増幅回路 抵抗容量結合増幅器,変成器結合増幅器の動作原理と解析 直流増幅器,帰還増幅器,演算増幅器の動作原理と解析 【評価方針】 定期試験,小テスト,演習レポートおよび出席を総合して評価する. 【関連科目・学習指針】 4年次の電子回路や他の専門科目でいろいろな応用回路を学習する.3年次の電子回路 は,その基礎となるトランジスタやFETの動作や特性を学習する大切な科目である.ブ ラックボックスで回路を考えるのではなく,原理からどのようにして動作しているのかに 重点を置く.