学科概要・理念

学科概要図

情報通信は、情報工学(コンピュータ)と通信工学が融合した技術であり、携帯電話に代表されるように便利で高機能なサービスを提供しています。また、情報端末や電子機器は、要素素子としてのIC(集積回路)から構成されており、今日の情報化社会は、半導体工学などエレクトロニクス(電子工学)の技術なくしては存立し得ないと言っても過言ではありません。

情報通信とエレクトロニクスの技術は、情報化社会における基幹技術であり、これからの発展及び成長が期待される技術分野です。実際、ICT技術の進展は、通信・放送を始めとして、車や家電などの製造業や運輸・流通、医療・福祉そして環境・エネルギーなど私たちの生活全般に及んでいます。その結果、情報通信とエレクトロニクスに対するニーズは、ますます高度化・多様化しており、これらの要請に応えられる技術者、またこの分野を先導する研究者が求められています。

このような背景のもと、熊本電波高専の情報通信工学科と電子工学科を母体として、情報通信エレクトロニクス工学科が誕生しました。新学科では、下の図に示すように、情報通信、エレクトロニクスそしてICT活用技術(ユビキタス)の3つの分野における教育研究を行います。学科のスタッフは、情報通信、エレクトロニクス、ICT活用技術のいずれかを専門分野とする教員で、実装工学など情報通信とエレクトロニクスの融合領域やユビキタスなどICTの新しい分野の研究者も揃いました。

新学科の特長は、何より教育体制が整備・充実されたことです。学科の教員定員が、これまでの12名または11名から16名に増え、手厚い教育ができるようになりました。学生には、情報通信とエレクトロニクスに対する高度化、多様化、グローバル化したニーズに応えられる技術力を身に付けさせることができると確信しています。また、教育にあたっては「単なる知識の獲得だけではなく、技術をどのように社会に役立たせるか」という視点に重点を置き、名実ともに信頼される技術者の育成を目指しています。

学科の教員一同「次の時代を担う人材の育成」のために、全力を尽くしております。皆様からのご指導、ご鞭撻を宜しくお願い致します。

学科保有設備  

学科パンフレット(PDFファイル)  

学生の活動実績