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- 教授、博士(工学)
- 担当科目:
- 1年 創造基礎工学
- 3年 電子通信工学実験I
- 4年 信号伝送工学
- 5年 オプトエレクトロニクス
- 5年 卒業研究
- 専攻科1年 電磁波計測工学
- 研究内容
電圧を加えると伸びたり縮んだりする性質を持つ「圧電体」は、超音波エレクトロニクスの分野で広く用いられています。この性質は音波の世界だけの話ではなく、みなさんが持っている携帯電話の電波を選別するフィルタなど、通信機器の信号処理デバイスにも使われています。携帯電話の中で、電波の周波数(約2GHz)で圧電デバイスが振動しながら目的の電波だけを選んでいるのです。
私のメインの研究は、圧電体の極性(+と−があります)の向きを自由に並べ変えて、より性能の高いデバイスを作ることです。どの程度のサイズで向きを変えるかというと、超音波の波長(例えば10GHzの超音波では0.4ミクロン)以下です。つまり、数10ナノメートル〜数100ナノメートルのサイズで極性を制御するナノテクノロジーが必要となります。
「ナノドメインエンジニアリングによる新しい超音波エレクトロニクスの世界」を拓こうと卒研生とともに頑張っています。
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- その他のトピックス